映画

ヒトラーの忘れもの

第２次世界大戦直後のデンマークを舞台に、同地に埋められた地雷の撤去作業に駆り出されたドイツの少年兵たちの過酷な運命を静かに見つめ、数多くの映画賞に輝いた秀作。

第2次世界大戦後のデンマークで地雷の撤去作業に駆り出された、まだ年若いドイツ人の少年兵たち。死と隣り合わせの命懸けの作業に神経をすり減らす彼らの様子に、ナチス憎しの一念から少年兵たちにつらく当たっていたデンマークの軍曹も、次第にその態度を改めることに…。知られざる史実をもとに、戦争の理不尽さを静かに浮き彫りにした本作は、デンマークのアカデミー賞に当たる第23回ロバート賞で作品賞を含む6部門を受賞。第89回アカデミー外国語映画賞にもノミネートされるなど、国内外で高い評価を得た。