映画

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ

「ボウリング・フォー・コロンバイン」や「華氏９１１」でおなじみのＭ・ムーア監督が、世界各地に出向いてアッと驚く意外なお国事情をリポートして回るドキュメンタリー。

映画の原題を直訳すると「お次に侵略するのはどこ」。これまでアポなしの突撃取材でさまざまな社会問題に鋭く切り込んできたM・ムーア監督が、今回はアメリカ国防総省から特別に任命され(!?)、親善大使ならぬ、侵略の先兵として世界各国を訪問。イタリアやノルウェーなど、アメリカとは（そして日本とも）まるで比較にならないほど福祉や教育制度が充実した国々のアッと驚く意外な実情と常識を見て回り、そうした良策を“戦利品”として持ち帰るさまを、同監督ならではの皮肉とユーモアを交えていきいきと綴る。