映画

カプチーノはお熱いうちに

１組の男女の波乱に満ちた愛の行方を「あしたのパスタはアルデンテ」の名匠Ｆ・オズペテク監督が人情味たっぷりに活写し、本国イタリアで大ヒットを記録した感動ドラマ。

当初はまるでソリが合わずにいたものの、結局、カフェで一緒に働く同僚の恋人を奪う形で、粗野だがイケメンの彼と劇的に結ばれた美しいヒロインのエレナ。それから13年後、思いも寄らぬ病魔が彼女を襲い、2人の愛の真価が問われるさまを、オズペテク監督が悲喜こもごものエピソードを織り交ぜて甘酸っぱく描写。イタリアのアカデミー賞に当たるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で、監督賞、主演女優賞など、計11部門にノミネートされ、大ヒットを記録した。主演は「パリより愛をこめて」のK・スムートニアック。