「世界の中心には一本の巨木が立っている」との神話を基に、現代に残る3カ所の「世界樹」を訪ねる。雄大な自然の映像美を通して、人と自然の過去と未来を見つめる。
「世界の中心には、一本の巨大な木が立っている。」『世界樹』『宇宙樹』『生命の樹』『ユグドラシル』と呼び方は様々だが、そんな神話が世界中にある。太古から人々は巨樹に畏敬の念を示し、巨樹は人々に様々な恵みをもたらしてきた。自然破壊が進む昨今、それでも世界樹神話を彷彿させる巨樹は今も残っている。そこには、気の遠くなるような生命の時間の流れがあり、自然に寄り添った人間の暮らしがある。番組では、もののけ姫の森・屋久島、古代ゴンドワナ大陸の中心地・マダガスカル、世界一美しい巨樹の島と言われるカナダのクイーンシャーロットの3カ所を訪れ、巨大樹の記憶、自然と人の関わりを描く。雄大な自然の映像美を通して、人と自然の過去と未来を見つめるネイチャードキュメンタリー。