映画

殺人魚フライングキラー

カリブの島に“空飛ぶピラニア”の群れが現われて騒動に……。後に「タイタニック」を手掛けるＪ・キャメロンが監督デビューをした要注目のモンスターパニックホラー。

1978年に作られたパニックホラー「ピラニア」の続編だが、ピラニアが人間を襲う以外は関連性はないので、前作を見ていなくても楽しめる。ピラニアにトビウオのような翼があるという新趣向がパワーアップした見もの。映画ファンにとって要注目点は、後のヒットメーカー、キャメロン監督のデビュー作であること。とはいえキャメロンは撮影後、製作会社によって内容を相当いじられたことが不満だったが、無名だったので抗議できなかったという。その不満は3年後、出世作「ターミネーター」の原動力につながった。